覚悟
たいそうなタイトルを書きましたけど、最近仕事の上で覚悟が足りない人が多いなって、そう思うのです。
困難な場面で、かつ自身が業務をリードできる立場なのに、強い決断を避けるのはなぜなんだろう。
自分は約束もせず、リスクも取らないのに、サポート部門に「なんとかしてくれよ」「それだと不安だよ」って要求だけするのって単純にズルくないですか?
自分のリスクを相手に押し付けるのはフェアじゃないですよね。同じ会社ですよ?
「私はここまでやるので、あなたはここまでやってくれませんか?」っていう単純な話だと思うんです。
「この決断にはこういうリスクがありますが、リスクを最小化するために私はこれをやります。」
これがビジネスコミュニケーションだと諸先輩から教わってきた身には理解し難いんですよね。
Commit and deliver(約束し、遂行する) この言葉が示す通り、大事なのはそれだと思っています。
「コミットする」とか「コミットメント」とか言われますが、私が過去に先輩から聞いた話によると元は軍事用語なのだそうです。(違ったらすいません)
その先輩によると、戦場で敵陣に渡る橋を渡るときに、勝利して無事に戻ってくる覚悟を示すために橋を破壊する、それくらいの強い覚悟のことをコミットメントと言うのだそうです。たとえやられて逃げ帰っても、もう安全に渡る橋がない状態に自分を追い込むくらいに覚悟が決まっている、そんな心理状態を示しているそうです。
その話を聞いた当時は、それはそれは命懸けの、相当の覚悟のことなんだなって思いました。
ですが、実際そこまで本当に腹をくくっている人は居ないなってことも後に気付くのですけどね。んま実際、命までは取られませんからそりゃそうですね。
自分の判断が正しいと思うなら、リスク最小化プランの実行も併せてコミットして、周囲のサポート獲得すれば良いのではないでしょうか?
そうすれば信頼も勝ち取れると思うんだけど。まぁ、それは目的ではないけれどね。目的はあくまでもビジネスゴールを達成することだから。